レジェンド―写真家松下弘子ライヴ写真集

[:ja]

2014年01月21日 著者:ペキンパーデジタル 編集部

『ペキンパー第4号』で特集した東京パンク・シーンのゴッド・マザー、ハードコアパンクライブカメラマン松下弘子さんの、第三弾にして最後の写真集『レジェンド』が先日リリースされた!

『ハードコア』(’99)、『Flash』(’08)※共に絶版。現在はプレミアが付いている。に続く5年ぶりとなる本作だが、発売に至るまでには紆余曲折があった。

「喜寿である77歳に、3冊目の写真集を出したい」――
松下さんの願いを叶えるべく、2012年7月から月に1回、およそ1年にわたり、高円寺MISSION’Sにてベネフィット・ライブ「ROAD TO 松下弘子 写真集への道」が開催された。当初は平日開催ということもあり赤字続きだったのだが、なんと最終的には目標の120万円を大きく上回る139万円が集まったのだ。

叫び、笑い、跳躍し、縦横無尽に駆け回る人々。熱気と衝動、肉体と轟音のせめぎ合いの中、松下さんが骨粗鬆症による背骨の圧迫骨折の痛みをおして撮影した写真は、東京のパンク・ハードコア、ひいては日本の地下音楽シーンの最も鋭く尖った部分を見事に切り取ったものだ。

“レジェンド(伝説)”というタイトルがこれほど相応しい作品は他にないだろう。
一見カオス(混沌)そのものだが、そこには確かにポジティヴなエネルギーが存在している。

バンド、観客、そして撮影者の愛に満ち溢れている。

そもそもロックとは、元来ポジティヴなものではなかったか。振り向かず、前進し続けることこそ真のロックだと『レジェンド』は語っている。当サイトの読者に是非おすすめしたい一冊だ。

松下氏の経歴に興味をもたれた方は、併せて『ペキンパー第4号』も読んでいただくと、より深く理解が得られるはずだ。


レジェンド―
写真家松下弘子ライヴ写真集
品番

発売日
2014/01
詳細

現代野獣派ダンディズムのブルータルマガジン!
世界最高峰ロックンロール・バンド、モーターヘッドを総力特集!


ペキンパー第4号
品番
BTB-004
発売日
2013/10/18
詳細

総力特集!パンクっていったい何?カルチャーとしてのパンク論。日本のパンク
遠藤ミチロウ、ロングインタビュー[:en]2014年01月21日 著者:ペキンパーデジタル 編集部

『ペキンパー第4号』で特集した東京パンク・シーンのゴッド・マザー、ハードコアパンクライブカメラマン松下弘子さんの、第三弾にして最後の写真集『レジェンド』が先日リリースされた!

『ハードコア』(’99)、『Flash』(’08)※共に絶版。現在はプレミアが付いている。に続く5年ぶりとなる本作だが、発売に至るまでには紆余曲折があった。

「喜寿である77歳に、3冊目の写真集を出したい」――
松下さんの願いを叶えるべく、2012年7月から月に1回、およそ1年にわたり、高円寺MISSION’Sにてベネフィット・ライブ「ROAD TO 松下弘子 写真集への道」が開催された。当初は平日開催ということもあり赤字続きだったのだが、なんと最終的には目標の120万円を大きく上回る139万円が集まったのだ。

叫び、笑い、跳躍し、縦横無尽に駆け回る人々。熱気と衝動、肉体と轟音のせめぎ合いの中、松下さんが骨粗鬆症による背骨の圧迫骨折の痛みをおして撮影した写真は、東京のパンク・ハードコア、ひいては日本の地下音楽シーンの最も鋭く尖った部分を見事に切り取ったものだ。

“レジェンド(伝説)”というタイトルがこれほど相応しい作品は他にないだろう。
一見カオス(混沌)そのものだが、そこには確かにポジティヴなエネルギーが存在している。

バンド、観客、そして撮影者の愛に満ち溢れている。

そもそもロックとは、元来ポジティヴなものではなかったか。振り向かず、前進し続けることこそ真のロックだと『レジェンド』は語っている。当サイトの読者に是非おすすめしたい一冊だ。

松下氏の経歴に興味をもたれた方は、併せて『ペキンパー第4号』も読んでいただくと、より深く理解が得られるはずだ。


レジェンド―
写真家松下弘子ライヴ写真集
品番

発売日
2014/01
詳細

現代野獣派ダンディズムのブルータルマガジン!
世界最高峰ロックンロール・バンド、モーターヘッドを総力特集!


ペキンパー第4号
品番
BTB-004
発売日
2013/10/18
詳細

総力特集!パンクっていったい何?カルチャーとしてのパンク論。日本のパンク
遠藤ミチロウ、ロングインタビュー[:]