宮西計三の新バンドHUNDRED DEVILS!バンド人生の集大成ともいえるアルバム「JAPANESE ORIGINAL ROCK STYLE」をドロップ!


聞き手:沢村ムラ
2016年9月某日

 

HUNDRED DEVILS

Vo.G:宮西計三 Ba:ルイス稲毛 G:ROIKI Dr:福岡林嗣

“JAPANESE ORIGINAL ROCK STYLE” (2016)

――「HUNDRED DEVILS」の経緯を教えてください。

宮西
再婚して、ONNA再結成して(※再結成の話は本誌vol.6)まずは、パートナーの薔薇絵の舞台音楽を出した。その時のメンバーはギターに皇帝ペンギンパラダイスって奴と二人。彼とは長い付き合いで、いつも付かず離れずで。彼は長野から大阪に越してたんだけど。東京に呼んで、「人形譚」ってタイトルを自主で再結成第1弾で出した。そして半年後くらいにP.S.Fレーベルから「Katawa片羽」っていうタイトルのを出しました。その時は、ペンギンと~。僕が両親の介護などで大変なときに、池袋の小さな出版社で働いてた事があって、そのとき飲み歩いてた所にブルースマンがいて、そいつがROIKIっていう男。当時ROIKIはバークレー学校から帰ってきたばかりで。飲み屋で飲んでると「歌わしてくれ!」って。だんだん付き合うようになって、第2のメンバーに加入。その後、皇帝ペンギンが抜けて僕とROIKIの2人になる。で、だんだんロックに対する表現が変わってきて、今までのONNAのスタイルが気に食わなくなってきた(笑)。ONNAのコンセプトってエロティシズムであるとか、甘美であったり、シャンなりシャンなり、イイ気になって歌う。そういうのが嫌になって、、もっと自分の好きなガレージだとか、ブルースの要素を取り入れたくなって。そこらへんのジレンマみたいなのがあって。

――ブルース、ガレージ要素のバンドがやりたくなったのですね。

宮西
正直いえば60’sガレージ、80年代のリバイバルのファズトーンズとか、チェスターフィールドキングスとかあ~いうのできれば一番良いんですけど、いかんせん英語が。日本人が英語歌うの聞いててなんか、、

――日本語で歌うのはダメなんですか?

宮西
日本語で歌うとなんか変わってしまうんですね。そのままやってもなんか、ただ単に替え歌で歌ってる感じ。サル真似してる感じになってしまう。だったらブルース、ガレージのエッセンスを自分の中で消化したものを、英米のロックとは違う日本のロックとしての自分の表現としてやりたいなと。それでいろんな人と対バンしたりして。ルイス君と出会った。あと僕のマンガのファンだった加藤君って人がいて。加藤君とルイス君はここも繋がってて、時々ユニットで演ってて。その二人が宮西さんとやってみようか?って話になったらしくて。それでやってみたのがHUNDRED DEVILS。

――バンド名の由来はなんですか?

宮西
僕のマンガがの登場人物に「百鬼」っていうのがたまたまいて。それがフランスの本に再録されたとき名前がHUNDRED DEVILSになってるんですよ(笑)。そっかー!百鬼ってHUNDRED DEVILSなんだー!って(笑)。良いな~って思って。

――面白いですね。HUNDRED DEVILSの結成はいつくらいですか?

ルイス
僕はその前に薔薇絵さんの舞台とか手伝ったりしてましたけど。DEVILになったのは2013年くらいかな。僕と宮西さんと加藤さんの3人で。

宮西
それで3回ライブ演って。で加藤君がギブアップしちゃって。個人的に色々あって。それでROIKIに入ってもらったの。HUNDRED DEVILS結成時にはONNAも並行してやってたけど、ONNAを止めて、ONNAの進化形としてHUNDRED DEVILSになったわけ。で3人で演ろうってなった時にはルイス君の中には録音しようと計画がすでにあったらしくて。で、録音を林嗣君に頼んだと。

林嗣
僕、最初はエンジニアで呼ばれたのよ。その頃はもう宮西さんの事は知ってましたし。

宮西
ルイス君と林嗣君は一緒にバンド「魔術の庭」やってて。

ルイス
たぶん、この宮西さんの世界を一番忠実に録ってくれるのは林嗣君だろうって事でお願いして。出す出さないはまだ考えてなくて、例えば、出来が良いトラックを選んでCDに焼いて手売りしたり。とかだろうと思ってたくらい。とりあえず、宮西さん、HUNDRED DEVILSをアピールしたいと。それで録音を林嗣君が一番的確だろうと。

宮西
ストレートに僕のやりたい事を説明しなくてもルイス君にしても、ROIKIにしても林嗣君にしてもわかってくれるのね。今凄くやりやすい状態。膨らんでいく事があっても、シャットアウトされることがない。僕の考えを理解してくれないという事は無いです。それで今回根本さん(最初のデビルのファン)がジャケ書いてくれた1st「JAPANESE ORIGINAL ROCK STYLE」を出して。去年レコ発を何回か演った。今年に入って阿佐ヶ谷で僕の個展があったんだけど、その時に林嗣君にパーカッションとして入ってもらって。5月のライブハウスearth domの時に正式にドラムとして入ってもらった。

ルイス
やっぱりプロデューサーとして関わってもらって、宮西さんがいう膨らましてくれるってところで是非ともって。

 

――Youtube観ました。earth domのライブ凄く良かったです。

宮西
それまでのライブ(ONNA)ではね、失敗ばかりだった(笑)。でもね今もそんなに成功したとは思はないけど、失敗が失敗にはならない。

林嗣
成功とは一体なんぞや!(笑)。

宮西
そうそう(笑)。そこがね演ってて面白いね。

――先日も聞きましたけど即興(当日の雰囲気など)じゃないんですよね。

ルイス
即興を目指した事は一回もなくて(笑)。僕ら全員。即興でやろうとした事は一回も無い。

宮西
みんなそれぞれ1つの頭脳なんですよ。ONNAの場合は僕が一人で考えてコンセプトとか、、要するに設計図書いて、下書きして。いざ本番で作品仕上げようってなったら、全然違うぞ!って(笑)。僕が背負ってる役目っていうのかな。僕はオールマイティーではなく、できない事の方が多いわけですよ。でもそこをみんなはフォローしてくれる。

ルイス
ま!陰毛の毛一本でありたいと(笑)。そんな事をねROIKIと話したりしてたのよ。「俺たち宮西さんの陰毛1本で良いかなって」(笑)。そんなアンサンブルで良いよねって。レコ発ライブ前にROIKIそのまま行こうぜ!って(笑)。

宮西
全然関係無いけど、ロートレアモンの歌で「陰毛のダンス」って知ってる?ベットの上に陰毛が1本あって。それがぴょんぴょん飛んで、香炉を振り回すっていう(笑)。

一同
良い話だ(笑)。

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