説明
バイオグラフィ:
2007年東京、OutburstのDr.だったYouが、今や東京シーンを担う某ハードコアパンクバンドの当時のBa.だったMinachinと、ロウでパンキッシュなブラックメタルをやりたいと思い立ち、バンド結成を決意。その後、共通の知り合いであるbilo’uのShinichiの紹介により、NoriがGt.として加入、現在まで続く三人編成となる。
Satanarkistを名乗り、専らスタジオでの曲作りとリハーサルに専念する。当初はYouの主導の下Venom、Bathory、Hellhammerといったオールドスクールなブラックメタルを志向していたが、そこにMinachinのスラッシュメタルやハードコアパンク要素、NoriのNWOBHMや70’sハードロックテイストが合わさり、また当初のコンセプトからルーツを辿っていくことで古典回帰の色を強め、独自のサウンドを形成していく。Satanarkist時代に行ったライヴや公式にリリースした音源は無いが、後にライヴで定番となる楽曲の多数はこの頃に雛形が出来ている。メンバー全員の共通認識として常に年頭に置いていたバンドは、Black Sabbath、Motorhead、Venom、Dischargeである。
2008年、バンド名をWitchslaughtと改め、ライヴ活動を開始。同時期、YouとMinachinは兼任していたバンドを脱退し、Witchslaughtの活動に専念することになる。
2011年に最初期の楽曲二曲を収録した「1st Demo」をレコーディング、翌2012年にはこれに二曲を追加した「The 2nd Demo Witchkilling」を制作し、都内のレコードショップへの委託やライブ会場での手売りを通して200枚以上を販売する。同デモは、ロッキンなノリのスピードメタルにBlack Sabbath風のうねりを加えたサウンドが「古くて新しい」と、マニア層を中心に好評を得る。
2013年、Iron ThumbのイタバシミノルとMilkcowの松田の助力の下、1stアルバム「Witchslaught」をレコーディング。但しこのマスターテープは諸般の事情により、お蔵入りとなる。
2014年、Captured Recordsのコンピレーションアルバム「Speed Kills Japan Vol.1」に“Witch Ripping Blues”を提供。
2015年以降、Minachin(Ba.)が海外在住となったため、Outbreak Riotの濱島やEvilのKitamuraのサポートを受けながら活動を継続中。
この度、2013年に録音したきりお蔵入りになっていた1stアルバム「Witchslaught」を、Nori(Gt.)の自主レーベルBondage Lover Recordsよりリリースする。録音からかなり時間が経っているため、最早現在のWitchslaughtを映し出したものとはいえないが、現在でもライヴで演奏される楽曲が多数収録されており、三人の若者によるオードスクール・メタルへの愛と研究の成果物のひとつとして、極めて意義深い一枚となっている。
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