説明
[:ja]
――これは、アンダーグラウンド・メタルの精神史である。
現代のメタルシーンでは、レコードの再発ブームや多くのバンドのオールドスクール・スタイルへの回帰により「ヴィンテージ・リバイバル」が叫ばれて久しいが、アンダーグラウンドではそんなこと今に始まったことじゃあない。今も昔もマニア達はレコード盤買い漁り、アナログ音質に感涙し、ライヴハウスで飲み、騒ぎ、愛するバンドや名盤の魅力を語り合って夜を明かす。本書は、そんな地下メタルシーンの音楽史と精神史を総覧することを目的とし、ハードロック黎明期から現代までマニア達に語り継がれる“Vintage”かつ“Evil”な音源を年代順に定番商品から再発モノ、カルトアイテムまで約800枚紹介する。
■「ヴィンテージ」とは
アナログ盤の真に迫るようでいて心安らぐような音質、ローファイな録音環境で収録された低出力な音量、一発録りに近いレコーディングでなされた生々しい臨場感。
■「邪悪」とは
歌詞や音楽のコンセプト上で悪魔や魔術、一般的な社会通念上美徳とされていることに対しての不徳をモチーフとしていること、(あくまでリスナーの主観によるが)音自体が魔術性を帯びていること。
■60年代後半~70年代(サイケ、ガレージ、ハードロック)
■80年代前半(NWOBHM、パワー・メタル、スピード・メタル、ハードコア・パンク)
■80年代後半(スラッシュ・メタル、デス/ブラック・メタル・オリジネイター、メロディック・パワー・メタル、メタル・クラスト)
■90年代(ドゥーム・メタル、オールドスクール・デス/ブラック・メタル、ブラッケンド・スラッシュ・メタル)
■00年代~(NWOTHM、メタル・パンク、ヴィンテージ・ハードロック、スラッシュ・メタル・リヴァイヴァル、再発音源)[:]
レビュー
レビューはまだありません。